外壁リフォームのメリットは? 一般的な施工の流れや工事期間もご紹介

外壁リフォームのメリットは? 一般的な施工の流れや工事期間もご紹介

大切な家を守ってくれているのが外壁です。

しかし、外壁は年数が経つにつれ風雨や地震などの影響で劣化してきてしまいます。

そんな外壁の劣化には、外壁のリフォーム工事が有効です。

外壁の見た目や機能を改善させる外壁リフォーム工事にはいくつかの方法がありますが、今回は「外壁塗装」と「金属サイディング」の2つに焦点を絞ってご紹介します。

外壁工事のメリットとは?

外壁塗装のメリット

外壁塗装の最も大きなメリットは、家の美観の保持です。外壁は常に風雨や直射日光にさらされ続けるため、経年劣化が避けられません。また、雨漏りなどの目に見えた劣化がなくても、中で腐食が進んでいる可能性があります。外壁は機能の面からも、早めにリフォームを行うのが良いでしょう。外壁を塗装しなおすことで、美観を取り戻すだけでなく、外壁の老朽化も防止することができます。また、耐久性や防水性も上がります。塗料によっては遮熱や断熱効果といった機能を持ち合わせているものもあるため、外壁塗装によって室内で快適に過ごせるようになります。

金属サイディング(パネル材)のメリット

「サイディング」とは、パネル材のことです。サイディングの素材には、大きく4種「窯業(ようぎょう)系」「金属系」「樹脂系」「木質系」があります。現在サイディングのシェアの多くを占めるのは「窯業系」ですが、近年では「金属系」サイディングの需要も高まっています。これは金属サイディングが、耐震性や防火性、断熱性、遮音性、汚れ落ちに優れているためです。従来は金属系のサイディング素材には、トタンが多かったのですが、現在では主に屋根などで使われている「ガルバリウム鋼板」という素材が採用されています。他にも、アルミやステンレスでできた金属サイディングもあります。

金属サイディングのメリットは、色柄が豊富なことと、施工期間が短い点が挙げられます。また、ガルバリウム鋼板のサイディングは、金属の直線的なデザインと見た目が魅力的で、施工後の外壁は大変スタイリッシュな仕上がりとなります。重さについても、金属サイディングはモルタルの1/10、窯業系の1/4ととても軽量ですので、柱や梁への負担が少なく、地震の際の影響も抑えることができます。外壁塗装に比べて価格は約2~3倍と高値ですが、それに見合った工期・耐久性・断熱性といったメリットがあります。ただし、金属は風雨に強くひび割れしにくい反面、へこみは補修が困難というデメリットもあります。建物に適したサイディングもあるため、施工業者とよく相談することが大切です。

一般的な外壁塗装の流れ

外壁塗装の施工には、いくつかの段階があります。一般的な施工の流れをご紹介します。まず塗装を始める前に、作業中の上下移動を容易にするため足場を組みます。足場を組んだら外壁を洗浄し、下地を塗ります。下地が乾いたらいよいよ本格的な塗装に入りますが、その前に塗料が余計な部分に付かないように養生をします。養生が済んだら、下塗り、中塗り、上塗りと3回に分けて塗装を行います。あとは点検と細かい部分の手直し、足場を撤去して全行程が終了です。

  1. 足場の架設
  2. 外壁洗浄
  3. 下地処理
  4. 養生
  5. 下塗り・中塗り・上塗り
  6. 点検・手直し
  7. 足場の撤去

一般的な金属サイディングの流れ

金属サイディング最大のメリットは、施工期間が短いことです。これは、軽い金属サイディングならでは「カバー工法」という施工が有効なためです。カバー工法は、今ある外壁の上にそのまま新しいサイディングをカバーする手法です。具体的には、まず「胴縁(どうぶち)」と呼ばれる外壁下地を取り付けます。次に、その上から新しいサイディングを貼り付けます。サイディングの継ぎ目をコーキングしたら施工終了です。

  1. 足場の架設
  2. 外壁胴縁の取り付け
  3. サイディング本体を取り付ける
  4. シーリング材でサイディングの継ぎ目を埋める
  5. 点検・手直し
  6. 足場の撤去

金属サイディングの裏にはアルミシートが貼り付けられていて、断熱材と一体化しています。そのため、金属サイディングを取り付けるだけで断熱効果が望めます。さらに、外壁下地と外壁が二重構造になることから、外断熱と防音性も期待できます。金属サイディングは作業工程こそ外壁塗装と比べて少ないものの、工事費用は外壁塗装よりも高額になってしまうのでよく比較検討しましょう。

外壁工事にかかる施工期間は?

外壁塗装の施工期間目安

通常の戸建ての場合、外壁塗装には3週間ほどかかります。ただし、天候が悪い日には作業が中断するため、梅雨の時期などは工期が伸びることになります。おおよそ2週間ほど見ておくと良いでしょう。あまりに工期が短い業者は、きちんと塗料を乾燥させる時間を設けていなかったり、どこかの工程を省略していたりする可能性も考えられます。2週間よりも大幅に短い場合は、工事期間のスケジュールを提出してもらうと良いでしょう。

金属サイディングの施工期間目安

金属サイディングは既存の外壁に下地やサイディングを重ねていくカバー工法ですので、2週間ほどで施工は終了です。ただし、もしサイディングを取り付ける既存の外壁に難があった場合には、そこを修繕してからの作業になるためさらに工期が伸びる可能性があります。また、窓廻りや角、変則的な形をしている外壁にはサイディングのカットや特別な処理が必要となるためその分手間がかかり、結果として工期が伸びることになります。

まとめ

外壁工事の外壁塗装と金属サイディング

今回は、外壁工事の外壁塗装と金属サイディングの2つに注目してご紹介しました。

「石山総合サービス」ではこれらの施工を承っております。

ご希望の機能を実現できるよう、豊富な知識を持ったスタッフが最適なプランをご提案させていただきます。

また、実際の外壁工事前には近隣の皆さまへ当社スタッフより詳細なご説明とご挨拶に伺います。

お客様が不安なく進められるよう心を砕いてまいりますので、是非一度お気軽にご相談ください。

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